時間の合間をぬって 澪にメールする。


「見た?」

すぐに 返信が返ってきた!


どう思った?俺、かっこよかったか?
惚れ直した?


胸の鼓動が激しくなって、深く息を吐いて 開く。


『和也が どれか わからなかった!みんな 同じカッコなんだもん!体型も似てるし… 』


ああ… そうかも。一気に 力が抜けた。
同じ活動服着て、メット被って、しかも
ゴツい奴らばかりで…


その中にいる俺だけを見つけてもらうには まだ足りないんだ。


澪の気持ちが…


ケータイを閉じ、頭を抱えて さっきとは
違う 深い息を吐いた時、また澪からのメールが届いた。