「ここ?澪の家。あ、明日 あのクラウンで来るのか?」
「そう〜…おじさんカー…乗りたくないんだ。あれ。レースのカバーとか付いてるし。取るとお父さん怒るんだよ?
…ありえないよね。超、悪趣味。」
澪との…気持ちよすぎるキスに 歯止めをかけ、家まで送ってきた。クルマに 乗り込んだ時は 涙目で俯いていた澪も しばらくすると いつもの元気を取り戻した。
「ハハハッ!…お前、言い過ぎ。ま、俺も いやだわ。レースは…ハハッ…あれ
乗って 来るのか…アハハハッ!」
「…もう!和也 笑い過ぎ!明日 行かないよ!そんなに笑ったら!」
「だめ!絶対に来い。…いいな?」
「…わかった。じゃ、ありがとう。
迎えも 送りも。…ちゃんと 寝てね?」
そして 澪は 家に入って行った。