「…遠かったでしょ。和也。」
「いや、それほど。電車なら時間かかるかもな。これからも 迎えに来る!」
「……窓…開けていい?」
「…? いいぞ。元気ないな。疲れてる?
寝不足?」
窓を全開にして 外を向いたままの澪は、
しばらく そのままで 黙ってた…
また 気持ちがズレてる…
会えて 本当に嬉しいのは 俺だけか?
そんな事を 考えてると、やっと 窓を閉めて 俺を見た。
「ごめん、ごめん。もう大丈夫!復活!
今日は どうするの?…どっか行く?」
笑顔でそう言う澪に安心した。
「クルマ、見に行くか? シルビア 置いてある所 知ってるぞ。」