「そうだけど わかんないの! どうせ
機械オンチだよ…電話とメールしか できないの!へたに 触ったらケータイ おかしくなるから…笑わないでよ!」


こいつっ!…やっぱ 最高。


さっきまで 腹立ってたのが 、一瞬で飛んでいった。笑いながら 澪のケータイを取り、

やっと俺のケータイに 『 澪 』が入った



「お前…ケータイも使いこなせないってどんだけだよ。ほら 俺の入れたぞ。」


澪にケータイを返すと、画面を嬉しそうに見てる。

…嬉しいんじゃん、『 和也 』


俺 今たぶん めちゃにやけてる…と思い横を向いた。


「仕方ないでしょ…だから カフェ店員なのよ。…パソコン出来ないから。」

「ブハッ!」


止まった笑いが また 混み上がる。