「え? 仕事は休みだし…予定なし。」

「じゃあ 訓練見に来い。鈍臭くないって
見せてやる!」


消防署の隣は 大型スーパーの駐車場。
そこから 訓練の様子が見えると説明して
澪に 来ると約束させた。


そして、あっという間に 家に着く…


家の前に着くと すぐに降りようとする澪の腕を掴んで 引き止める。


「 おい!澪 ケー番! まだ! 」


こいつ、本当につき合う気 あるのか?
素っ気なさ過ぎる…

もしかして、俺に 惚れてるって思ったのは 自意識過剰だったのか?


さっきも かわいく胸の中で 泣いてると思えば、泣き止んだ途端に

「さ、帰ろ! 」

って さっさと 離れるし!


普通 そこでキスするだろ!させろよ!