目に うっすら涙が溜まって、内心めちゃくちゃ怖がってるのが バレバレだ…


なんだ。男のクルマに乗るなって、相当 言い聞かせられてるみたいだな。



それでも…怒られてもいいから、俺のクルマに乗って、ケー番 教えようとした?


「澪? 180に乗ったの…180に乗りたかったから? …俺だったから?」


「えっ」と 呟き 真っ赤になる顔で もう
わかった。


も〜、こいつ わかりにくかった…

俺ひとりで 浮かれてんのかと思ったじゃんか。


どんだけ その兄貴に躾けられて、従ってんだよ…

ひとりで 葛藤してても わからねえよ。


でも…その兄貴より 俺をとったって事だよな? 怒られるの覚悟で。