「な!何?!」


ドアと俺に挟まれて 身動きが出来なくなって びっくりしてる 澪…


本当に その気は ないんだな…



「お前、さっき 俺の事 かっこいいって
言ったよな? でも ケー番 教える気なくて、もう会うつもりなかったんだ。
…何? 俺は 話してて 友達にもなれないって 思った?」


これだけ 近寄ると 暗闇の中でも わかる位に 真っ赤になるのに…

なんで そんなに拒否すんだよ。


「ち、違う… 本当なら…男には絶対にケー番 教えるなって ハル兄に……」


ハル兄?…兄貴か…

シスコンの兄貴がいて、禁止されてるって事か?

たかが ケー番さえも?


だから 今 彼氏もいないんだな…


……ん?