「澪が もしシルビア買ったら これとフロント付け替えさせて! 俺、シルエイティにしたい!」

「やだ!私 ワンビアになるじゃん!
私も どうせならシルエイティが いいもん!…クルマ 交換する? 和也がワンビアでいいじゃん!」

「しね〜よ! これはやらん!」



クルマを止めたのは 夕方…


澪と 話すのは 楽しかった。

あっという間に お互いの名前を呼び捨てにして、お互いすっかり緊張もなくなり…


何よりクルマの話が 出来るのが 楽しくて

当初の目的を 忘れるくらいに 俺は夢中に 話してた。



気付くと辺りは真っ暗で 遠くに街の明かりが 灯り始めてた…