充side
今、現在進行形で、女と二人きりだ。
理由は…省略。
そして…
俺は、理性を抑えられそうにもない。
さっき初めて会ったばかりのりあ。
とても明るくて、素直で純粋な性格の子。
とてつもなく美少女だ。
理性を抑えられないというのも…
現在進行形。
だから、寝ているフリをすることにした。
そして…
・・
寝ているフリをしている俺、充。
俺にりあは何を言い出したと思う?
“かっこいい”
だぞ?
まじ目開けるところだった。
あげくの果て、ごめんねやら惚れっぽいやら…
心の中の声全て出てるっていうね。
俺も好きみたいだ。
なんて。
本当みたいだけど認めたくない。
会って一時間しか経ってないからな。
でも、さ?
興味があるんだ。
だから、
愛來っていう単語と
好きからのチュッで
からかっちゃったし。
…許してくれよな。
その後すぐに寝ちゃったりあ。
俺も男だぞ?
と思いながら机に運ぶ。
軽いから心配にもなった。
…泣きながら健ちゃんという単語を出す。
寝言なのは分かってる。
でも、普通に妬くから。
起きたりあに冷たく当たった。
本人は気付いてないけど、不機嫌丸出しの顔。
しばらくこの想いは閉じこめておこう。
アイツを落とすって決めたから。
アイツが落ちてから気持ちを開封しようか。
さあ、りあの恋を始めよう。