彩乃と合流して学校に到着!

あ〜ほんと先生不足。
早く会いたい会いたい会いたい〜!

そんなあたしはにやけてたみたいで
彩乃に引かれた目で見られたけど
気にしない!はい、早く会いたーい♡

先生は野球部の顧問をしているんだ。

こんな炎天下の中で野球部員のみんなも先生も大変そう。
広い広い校庭の中で野球部の声が響いてる。先生の声もちゃんと通って聞こえてくる。
...何か差し入れとか、持ってきた方が良かったのかな。あたしってば気がきかない子。反省。

あ!それにしても彩乃は何のために学校来たのかな。

「ねね!彩乃何で今日学校きたの?」

「実は、なんだけどね...このことも話そうと思って今日誘ったんだっ」

ん??なになに?
彩乃、何かあったのかな。

「野球部の本郷くんとね、付き合うことになったんだっ。」

「ええええええー!」

聞いた瞬間、大きな声を出してしまった!彩乃...良かったね!って言いたかったけど上手く言葉に出来なくて。

「ふふっ、今日差し入れ持っていこうと思っててさ!竹島先生のこともあるし沙奈誘ってみたんだ。報告遅くなってごめんね。」

照れながら笑って言う彩乃は恋する乙女

ちょっとうらやましかったりして。