「あれ?未來。パン買えたんだ?のんびりしてるから買えないんじゃないかって思ってたのに。」

お昼休み。パンを頬張っているとモモちゃんが爆弾発言した。
「買えたんだ。じゃないよー!!もうたいへんだったんだからね!!」
私が唇を尖らせたりほっぺをリスみたいに大きくしたりして文句を言ってるとももちゃんは呆れた顔をしてこっちを見てきた。
「はいはい。未來がそんな顔してもどーせ可愛いだけよ。それよりパンどーやって買ったの?」
どーせ可愛くないよー!だ!綺麗なももちゃんに言われたくないね!!
「これはね、男の子がくれたの!ネクタイの色が青だったから多分同じ高2だと思うけど....どっかで見たことあるよーなないよーな」
ブツブツ言ってるとモモちゃんがあー。たぶんあいつだわ。とかどーとか言い出した。
気になったからそのことを聞こうとしたけれど、モモちゃんが話を変えてしまったから聞けなかった。