「男であろうが女であろうがそんな事はどうでも良い事です。…あなた達はもしかして、あ、あ…、あい……」


「…なんだよ?」



顔を真っ赤にしながらミリィはどもってしまい、何が言いたいのかさっぱり分からなくて首を傾げる。





ああああい?


何だ、それは?





「あ、愛し合っている…、のですか?……恋人同士なのかと聞きたかったのですッ!」


「はぁ?」


「へっ?」



俺とセリュが驚きに目を見開き、ミリィをマジマジと見た。


トマトみたいに真っ赤な顔で俺達の事を睨みつけてくるミリィに、今度は呆れた顔を向ける。




ほんっとこいつは、バカだ---


って言うかチカといいコイツといい、女ってヤツはバカな生き物ばかりなんだろうか?