「レイ様は、この天使の事が好きなのですか?」


「………」



テメェの脳みそは腐ってるのか?


コイツは可愛らしい顔つきだが、れっきとした男だぞ。




多分---


ん?


男だよな?




俺の視線を感じたセリュはキョトンとした顔をした後、あぁ…と何故か納得したような顔をしながら口を開いた。




「はい、男です。…女の子に見えますか?」



心外です…とばかりに、俺様の事を睨みつけてきたセリュ。



しかし何で俺様に怒るんだ?


そう言いたかったが、ミリィが先に口を開いた。