「実は僕、大西さんの事を前からずっと気になっていたんだ」



そっか…、


気になってくれてたんだ---




ふんふん…と先輩の言葉を聞きながら…、


あれ?と頭にクエスチョンマーク。




今、先輩の口からとても大事な言葉が飛び出た気がしたんだけど、気の…せい?





「はいっ?」


「大西さんももしかしたら僕の事を…って思ってたんだけど、どうやら思い違いだったみたいだね」




恥ずかしいな…、


とそう言った先輩は、私から視線をそらしテレ笑いをする




「せ、…先輩?」



え…、えええ?


先輩の思い違いじゃないです!




好きです!!!



そう言おうとしたのに…、


先輩の真剣な眼差しを見てたら、自然と私の口が止まっていた。