「はっ?屋上?」



思わず視線を屋上へと向けた。



特に変わり映えのない、いつもの屋上が目に入る。





何、この選択肢?


ふと、私の視界に入ったセリュが心配そうに屋上を見ているのが気になった。




「セリュ、どうしたの?」


『あ、実はレイさんが…』


「レイ?」



あれ?


レイがいない?





辺りを見渡すが………、


レイはどこにもいなかった---




何だか嫌な予感が過ぎった。