”ピコーン、ピコーン、ピコーン…”







頭の中に鳴り響くゲームの合図に私の足は、そのまま動く事が出来なかった。




もう、こんな時に何なのよ?



はぁー。


ため息をつくと、二人も動かそうとした足を止めて私の方を見た。




「チカどうしたの?」


「あ、うん…。ごめん、携帯が鳴ってさ。親から電話かも。先に行ってて」



「そっか、分かった。先に行ってるね。…行こ、ゆりちゃん」


「ん、待ってるね」




そう言って二人は走って、人混みの中へと消えていった。




さてと…、


今回はどんな選択肢が待っているのかな?