『何だその態度?俺はただ、お前の寝癖を直してやっただけなんだよ』
ホンッとに感じわりぃーな。
そう言ったレイは多分、私を睨みつけているのだろう。
何か後ろから凄く、視線が突き刺さるんだもん。
「ご、ごめん」
『………』
先程レイが触れたてきた部分を触りながら誤った。
あれ?
寝癖がない---
もしかして魔力で直してくれた?
視界に入るレイはムスッとした顔をしていて、返事もしてくれない。
寂しいな…、
そんな感情が私を埋め尽くした時だった。
ポンッ…、
私の肩を誰かが叩く。
あまりにも驚いた為、一瞬呼吸が止まった。
一拍置いてゴクンと喉をならし、振り向くとそこには…。