やっぱりレイ達は、ここにずっといるわけではないんだね?
たまにでもいいから遊びに来て欲しいってレイ達に頼んだら、来てくれるのかな?
…本当は心のどこかで分かっている。
それを頼んだところで、来てはくれないって---
私が考え事をしている間に、セリュも部屋から出て行ったようだ。
ご飯作らなくちゃ---
チラッと窓の外へ視線を向けた。
あぁ…、
やっぱりかぁ。
先程降っていた雪は、いつの間にかもう止んでいた。
空は、一面灰色がかった曇り空が広がっている…。
まるで私の心の色がそのまま、空の色と同化しているようだ。
「ふぅー…」
ため息をつき、扉に向かう。
この一歩一歩の歩みが徐々に近づく別れのようで、足取りが重くなる。
これから学校に行かなくちゃいけないのに、朝から憂鬱な気持ちだ…。