教室に入ると親友のアヤちゃんが駆け寄ってきた。
「栞!あとで聞いてほしいことがあるんだけど!」
「…あとでって、いつ?」
「長くなりそうだから…昼休みでいいかな?」
「休み時間でお願いします」
アヤちゃんの話の7割は彼氏とのノロケ話だ。
恋愛経験のない私にとって苦痛でしかない。
苦痛なのはひがみや嫉妬があるわけではなく
アヤちゃんが彼氏に対して嬉しかったこと、悲しかったことが分からないのだ。
ただ聞いているだけの私でいいのだろうか。
恋愛以外のアドバイスならできるのだけれど…
「栞!あとで聞いてほしいことがあるんだけど!」
「…あとでって、いつ?」
「長くなりそうだから…昼休みでいいかな?」
「休み時間でお願いします」
アヤちゃんの話の7割は彼氏とのノロケ話だ。
恋愛経験のない私にとって苦痛でしかない。
苦痛なのはひがみや嫉妬があるわけではなく
アヤちゃんが彼氏に対して嬉しかったこと、悲しかったことが分からないのだ。
ただ聞いているだけの私でいいのだろうか。
恋愛以外のアドバイスならできるのだけれど…