平助「おいっ!撃てよ……高杉晋作」

   
   晋作「ほぉ?よく知ってるな………」


   平助「さ…行くよ…俺を引き換えに

       美輝を離せ……。 その後

       俺を殺せば良い…………」


   晋作「有り難い申し出だが今回は

      遠慮する……。目的は端から

      美輝だったからな……………

      稔麿も撒けたし……俺も行く」


    踵を返す晋作に刀を構えた


       平助「殺せよ」


  平助は晋作目掛けて刀を振り下ろした


   晋作はピストルで応戦するが……

 
  接近戦では刀の方が有利だと判断し


    抜刀して二人で対峙した 


  互角………もしくは高杉の方が少し上


  高杉「俺に負けるようじゃ稔麿とは

     戦えない。あいつのが剣の腕は

        上だからな…………」 


     そこへ非番の総司と一が

      歩いているのが見えた 


  平助「総司ーーーーーーーー!!!」


     バタバタバタバタバタバタバタ


     総司「何してんの?」


 平助「美輝が連れ去られたっっっ!!!」


   総司「はぁ~~~~~~~……………

      平助………帰ったら切腹だね」


    平助「言うなっっっ!!!」


   一「美輝をどうするつもりだ!」


    珍しく感情を露わにする一。


   晋作「どうもしねぇよ………前も

     何もしなかったんだ……自由に

     させとくつもりだ……………

     長州にいればお前に連れ去られる

     心配もないしな………………

   永久のお別れだ……美輝とはな!!」


   総司「美輝はもう新選組として

    生きていくことを決めたんだ…

    長州に連れ帰って好きにさせても

    それは本当の自由じゃない……

   美輝を想うなら美輝に選ばせなよ」