「朝から大変ですね、王子様は。」


呆れたように言う


「あら、他人事？
自分達の秘密を言い合うような仲なのに？」


「だって他人ですもん。
あと！言い合ったんじゃなくて、
私が言わされたんです！」


「でも、速水君も自分の本当のキャラ明かしてるじゃない。」


「あれは速水君が勝手に言ってきたんですよ！私は言・わ・さ・れ・たんですよ！」


「はいはい。
それにしてもめずらしく感情をよく出してるわね。」


「出さずにはいられないんです！」