「えーとー
ざっくり言うと、結界術のことですかね。」


「術のこと教えちゃったの⁉︎
信用してるのね、速水君のこと。」


「ううん、全く。
全然信用出来ないです。」


「えぇ⁉︎なのに教えちゃったの?」


「はい。仕方なく。
あんなことするからっ!」


私はあのとき言われたことを思い出しながら、最後は小さい声で言った