「ふーん 。で?なんでそんな地味な格好してる訳?」


「あーこれはですね、なんか小さい頃は霊力をコントロールするためだったんですけど、

最近はお父様が、オオカミを近づけないようにとか何とか…」


速水君は明らかになるほど〜という顔をした。


「でも、おまえ地味とか言われてるの知ってるのか?」


「知ってますよ。特に何もしませんけど。
そもそもニックネーム自体があんまり好きじゃないので。」