今日は先生に呼び出しを受けて職員室へ行った。

うちは、校則なんてどうでもよくて、したいことをたくさんした。

髪を染め、制服もアレンジし、ピアスもあけ…

そのことで散々怒られ、今まで怒られたことのない先生なんていない程だった。

でも今日呼ばれたのはそんなんじゃない。

昨日塾帰りに、うちは見てしまった…。

人殺しだ。

街灯が少ないあの道は、よく強姦やひったくり等が多くてこの街1番危ないところだった。

人殺しの現場を見た、と学校で話したら瞬く間に広まり、先生の間でも有名になった。

そしてついさっき、先生に事情を伝え終え、これから帰るところ。

下駄箱の靴をとっていると、上の階から話し声が聞こえたような気がした。

恐らく先生だろうと思い、靴を履き替え、玄関のドアを開けた___

ーーあれ?

玄関があかない。

カギがかかっていて、しかもそのカギに接着剤のようなものがついている。

…なにこれ。

職員室に戻ろうと、振り返ろうとしたそのとき

ガシャーンッ!!!

窓ガラスが割れた。

えっ…?

急なことで同様していると、胸の辺りが痛く、生暖かい。

見て見ると、左胸に杭が刺さっていた

「ッぎゃああああああああああ!!」

その叫び声は突然の激痛に遮られ、そのまま後ろへ倒れる。

そして後ろにたっていたのは……

目の前が真っ暗になった。