私、相原アオイはある人と同居することになりました。

私は高校生になったばっかりです。で、その通うことになった学校がとても遠いんです。でも寮なんて行けなくて。私、親いないから。私が小さい頃に事故で亡くなった。バイトっていうのもあったけど、なぜか寮の家賃が常識ハズレに高くて最高に多く働かないと払えない←w

でも、さすが私。通う学校の近くに私のお父さんの親友の知り合いの男の人がいてwそこにしばらくのあいだ、泊めてくれるらしい!

最初は男性って聞いて心配したけど、お父さんの親友が「落ち着いていてお父さんみたいな人だよー」って教えてくれたから大丈夫!

たしか、青木サヤさんだっけ?
歳はいくつだろう。まぁ、お父さんみたいな人だからそこそこいってるかな?w


で……私は今、青木サヤさんの家に歩きで向かっているところ。

方向音痴だからもう2時間以上もまよってるわw

赤いレンガ模様で横にブランコがついている可愛らしい少し変わった家って聞いてたんだけど…。

「ん?赤いレンガにブランコ…。」

目の前に話で聞いたとおりの家があった。

「あ、あった…!」

ちゃんと青木って書いてある!!震える手を抑えながらインターホンを押した。

『はい。』

マイクから女の人の声が聞こえた。ん?

「あ!えと、連絡していた相原アオイです。」

『あー!アオイちゃん!ちょっとまってね。』

相手はそういうとすぐに玄関から出てきた。その瞬間、私は唖然とした。中からは顔が小さく、長いまつ毛、綺麗な肌に綺麗な細い黒髪。細くて長い手足で、美しすぎる顔の人が出てきた。

「え?(汗)お、女の人?」

「アオイちゃんはじめまして!さぁさぁ、中に入って。」

「いや、ちょっ!」

焦る私をその人はニッコリと中へ強引に入れた。そしてドアを閉め5秒ほどたってから苦笑いで言った。

「あの…俺、男だよ?」

「へ?男??」

「うん^ ^」

大きな目が笑って細くなり美しくなるのを見ればますます男とは思えない。

「………。」

驚いて言葉がでない。

「ははは!そのリアクションもう慣れたよ。」

「そ、そう、ですか。…てか若くないですか!?」

どうみても若いでしょ?

「うん、19歳。」

ほら、やっぱりw
tk…おとーさんどこいったのぉぉぉぉ!
全然、お父さんぽくないじゃん!!?

「まぁ、いろいろ混乱してるみたいだけど、俺が青木サヤ。よろしくね?アオイちゃん。」

女の人のような可愛らしい声でサヤは言った。

「は、はい。よろしくお願いします…。」

アオイは深く頭をさげた。