バッ! っと蒼から離れると少し不機嫌になったけどそこはスルー
「まだ行くとこがあんだ。未來、行くぞ」
何があるの? と聞き返す前に蒼に腕を掴まれ2年生の階へ
「ちょっと! 一体何があるの⁉︎ 」
「まだ終わってないんだよ」
何が? 何が終わってないの?
「終わってないって何が!? その前にもう授業始まるんだから迷惑でしょ! 」
「関係ねぇよ、俺の気が収まらない」
もう何をいっても無駄みたいで抵抗するのを止めた
ノックもなしで2年何組かはわからないけど2年生の教室に入っていった
いきなり入ってきた私達に視線が向けられる
どうしたらいいのかわからずとりあえず下を向く
『ちょっとあなた達!何をしているの!授業始まってるのよ!?』
そうですよね,私も授業開始のチャイム聞きました…腕を引かれている時ですけど
「すいません、ある人に用があるんですよ」
用がある? じゃあ授業終わってからでいいじゃん! その前に私必要?
「畑山加菜、あんたに用があるんだよ」
えっ! …畑山先輩
「まぁ!私に用とは…なんの御用ですか?」
畑山先輩は蒼に呼ばれたのがよほど嬉しかったらしく勝ち誇ったかのような顔を私に向けてきた
なんか嫌で少し蒼に近く