蒼の腕の中で泣いた後保健室から出て蒼と一緒に教室へと戻る


「1人で溜め込むなよ、俺はいつでも未來の側にいるから」

「…ありがとう」


教室に着くと聖奈と友夏が心配そうに私を迎え入れてくれた

紗南ちゃんも心配してくれていたみたい

莉羽ちゃんも腕を組みながら大丈夫?って来てくれた

1つの事でもかっこよくみえる…


「あんた何で何も言ってくれなかったの⁉︎ 」


聖奈は私の事を心配してくれてたのと一緒になんか…ちょっと怒ってるみたい


「ねぇ聖奈…怒ってる? 」

「当たり前でしょ! 何も言ってくれないのが1番辛いんだから! 」


これまで何でも悩みを打ち明けあってきた仲だもんね


「ごめんね,聖奈」

「本当だよ…いきなり倒れたから心配したんだからね」


そう言って聖奈は泣き出した

それを見てそう言ってくれたのが嬉しくて私まで泣きそうになった

でもここは教室だからそう簡単に涙は流せない

それだけが私を奮い立たせる

教室にはもちろんのように私をいじめている1軍と呼ばれるグループがいて

その人達の前で泣いたらなんか負けたような気がするから…

まだ…泣けない