これは私がどうにかしないといけないんだよ

だって私は

強くなるって決めたから


「俺はただ頼ってほしい…未來の力になりたいんだよ!それが恋人ってものだろ?」


私だって…心細かったよ

支えてほしかった…


「…ずっと頼りたかったよ? 助けてほしかった! 倒れた時も声は出なかったけどずっと蒼の名前を呼んでた‼︎ 目が覚めて目の前に蒼がいて,嬉しかった! 助けに来てくれたんだって…」


あれ? 泣いてる

あぁこれが本心なんだ

強くなるって言ってただけ。本当はすぐにでも助けてほしかったんだ

そう自分の中で確信した時急に涙が溢れ出してきて声を出して泣いた


「…ごめんな、気付いてやれなくて」


泣きじゃくる私を蒼は抱きしめてくれた

ずっと蒼の温もりに触れたかった

抱きしめてほしかった

今,それが叶って幸せです