「退いてください!!蒼樹くん、はやく教室に戻りましょう?この子は蒼樹くんに悪影響をもたらすだけです!」
あんたにそんな事いわれる筋合いはない
ブチ切れてしまいそうな時俺の言葉を遮って意外な奴が声をあげた
「あんた何? 蒼樹くんの彼女きどり? 好かれたいと思ってやってるのかも知れないけどそれ逆効果だから。そんな事も分からないわけ? 馬鹿? 」
「な、なんですって!?」
「可哀想な人だよ,自分が嫌われてるのもわからないで。早く消えたほうがいいと思うよ? 」
「可愛いからって調子に乗るんじゃないわよっ!」
「お褒めの言葉ありがとう。もういいから早く消えて? 」
…こいつ凄え
案外口悪いんだな。
口悪く畑山と口論を始めたのは木下莉羽だった
そんな木下に圧倒されたのか悔しい顔を浮かべ畑山は去っていった
「…なに? 」
「お前意外に口悪いんだな」
正直に思った事が口に出てしまった
「この子,運ばなくていいわけ? あたしそのために素の自分出したんだけど? 」