莉羽ちゃんはなんか怖い
でも…なにがあっても,途中でどんな壁にぶつかっても私は蒼と一緒なら越えていけるような気がするよ
私は蒼を信じる
「そろそろ帰るか」
「うん」
「送る」
「でも誰かにみられたら」
「この時間だから大丈夫だろ」
「ありがとう」
2人で昇降口へ向かう
靴を履き替えていると誰かに話しかけられた
「今日は大丈夫だったか?」
ひょこっと顔を出したのは瑞貴
「なんだ瑞貴か」
「1人?」
「ううん,蒼…」
「帰るぞ」
蒼と一緒と言おうとしたら蒼によって遮られた
「うんっ」
「橋本 蒼樹…」
「誰?」
瑞貴を見る目がいつもの目と違う…
なんか威嚇してるような警戒してるような目をしてる
「双子の弟の瑞貴」
「未來と一緒に写ってたやつか」
「何、送ってもらうの?」
「うん」