木下莉羽の紹介だけだったらしくホームルームはすぐに終わった

私は莉羽ちゃんから離れるように聖奈の所に走って行った

聖奈の席に近づくと聖奈が

「大変だね」

と一言

朝からいろいろあって疲れてしまったせいか言葉が出ずコクっと頷いた


『ヴーヴーヴ』


メール? 誰ともメールしてないのにまったく誰よ…

メールを開いてみると


【橋本蒼✉︎⇨放課後、図書室】


はぁ⁉︎ なにこの上からのメールはっ

返信してあげないもんっ

絶対図書室なんて行かないんだからっ!



ーー放課後


とは言っても来ちゃった…

目の前には図書室

なんで来ちゃったんだろ…

今からでも帰ろうかな?

うん,帰ろう


「…きゃっ‼︎ 」


昇降口に向かって一歩踏み出したら口を手で塞がれ図書室に入れられた


「なにすんのよっ」

「未來が帰ろうとするからだろ?」


どうして平然と喋っていられるの?

2人で居るところみちゃったんだよ?

腕組みながら楽しそうに話してたところも…

私のことはもうどうでもいいのかな?

彼女である私の前で堂々と…

強がってたけど泣きそうだった