そんな日々が続いていつものように大雅が私に聞いた。
「好きな人いるの?」
「大雅は...?好きな人いる....?」
そう私は聞き返した。
しばらく無言が続いて大雅ぎ口を開いた。
「いるよ....。」
「誰?」
不安と期待の入り混じった声でそう聞いた。また無言が続いて大雅が答えた。
「花。俺の好きな人は花だよ。」
そう大雅が言った。嬉しくて涙がでそうになった。声を少し震わせながら
「あたしも大雅が好き。」
そう答えると大雅は大好きな笑顔をあたしに向けてくれた。