あたしと大雅は汽車で小学校に通っているグループで
朝の汽車も帰りの汽車もあたし達は自然と同じのに乗るようになっていた。
駅で汽車を待つ時間。
駅から学校までの道のり。
あたし達2人はたわいもない話をしていた。
そして大雅はいつも優しかった。
あたしがランドセルとサブバックを持っているといつも決まって
「重いだろ?持ってやるよ!」
そう言ってあたしの手からサブバックを取って学校まで持ってくれた。
それがあたしには凄く嬉しかった。
それに大雅が自分から話しかけにくる女子はあたしだけでそんな事にもあたしは期待をしていた。