(やっと解放された)

今は放課後であたしも家路に着いている。
あれから今日は1日中
彩香からの合コンの誘いを断り続けた。
それでも彩香はしつこくて
さっきやっと諦めてくれたのだ。

彩香の言う事はもっともだけど
あたしのあの人に対する気持ちはきっともうどうしようもないと思う。
そんな感じであの人の事を考えながら歩いていた。

(あっ。この場所)

気づくとあたしはあの人との思い出の場所に来ていた。
ここにくるとイヤでも思い出してしまう。
あたしの今での人生で最も輝いていた
小5〜6の時代。