私はしばらくそこにうずくまり泣いた

ずっとずっとあの人とのキスが頭の中をまわってる





「はっ、はっ、か、可憐?」


私を抱き上げた


「はなして!」

私は叩き、にげた




なんで、戻ってくるの?
ひどいよ

嫌いだよ。仁なんか

「悪かった、俺約束したのに…約束破っちまった。俺、お前の喜ぶ顔が見たくてまた始めちまった。」


「私は仁が隣にいてくれたらそれでいい。私から離れないでよ。冷たい目で見ないでよ。こんなわがままな私は仁しかいないの。私も専門学校入ったらバイトする!そして仁と一緒に暮らす!」


「えっ…俺と暮らしてくれるのか?」

「私を大切にして…」

「当たり前だろ、俺の隣にいろ、絶対離さない、なにがあっても。俺の隣にいろ…いてくれ。俺はお前がいないと駄目だ。いろんな女を見て来たけど、やっぱり、可憐が世界一愛おしいんだ」


じん…

ありがとう

あたし、がんばるから

嫉妬心強いけどそんなあたしをこれからも大事にしてね