しばらく行き



海に着いた



「可憐、卒業おめでとう」



「ありがとう。今日わざわざみに来てくれて。」



「いいよ、俺何回もいってんじゃん。お前が好きだって」



うっ、今いったらだめだよ


私、自分に負けちゃう


「……」


「無理して返事しなくていーよ。それよりはい!」


仁は細長い箱をくれた


「なに?」


「プレゼントだよ?」


「ありがとう、開けていい?」


「いーよ笑」


私はすぐ開けた










「わぁぁぁぁ、すごく綺麗」


「だろ?俺1週間も悩んだんだぜ?」


そうなの?

1週間も私のこと考えて…




「でも、これダイヤモンド…」

「そうだよ。可憐はこれより輝いて?」


泣きそう

我慢だよ


考えるうちに涙が流れた


仁、ごめん

私、もう無理かも


我慢できない


「仁、私、あたし冬馬じゃなくて、仁が、仁が好きだよ…」


「えっ?可憐まぢで?じゃあ付き合ってくれんの?」


「うん。でもごめんね?今まで黙ってて。私なんかと付き合ったら仁が困ると思って…」


「なにいってんだよ。俺はお前のためだったらなんだってするし我慢するよ」





仁…


ありがとう