そんな時

ピンポーン、ピンポーン♪


「誰だろう、可憐でてもらってもいい?」

「うん、いいよ?」


私はドアを開けた


「お前、誰だ?」


見た目は仁よりチャラくて、怖そー







「かれーん?誰だった?」


「…」


名前もわからない人の事を言えるはずもなく…


「かれん?って、おぉー、渋谷じゃねーか。久々だな!どうしたんだ?」


この人渋谷って言うんだ…


「ちょっと、事情があって今いる家に暮らせねーんだけどよ…2日でいーから泊まらせて?」


「はぁぁ?可憐、どうする?」


どうする?って言われても、わかんないよ


泊まらせてっていってるし



「いんじゃない?」


「まって、仁、こいつお前の女なの?」

「そーしたいんだけど、なかなか可憐がおれのこと認めてくれなくてさ…」



なにいってんだか…


「じゃあ、玄関じゃ寒いしどーぞ?」


「おぅ、お邪魔しますって、お前んち
変わったなぁ」


「だろー?可憐と俺の家♡笑」


やだ、やめてよ恥ずかしい
ずっと一緒に住んでるみたいじゃん




「まっ、渋谷は家具の移動手伝ってもらうからな!本当丁度いいところで来てくれたな!」


「うげっ、俺やだー。」


「そんなこといってっと、泊まらせねーよ?いーのか?」


「いっ、今行きます」




仁の微笑みが怖いよ…


どれだけ疲れているのかよく分かる
微笑みだな…



「私はお昼ご飯つくるね?」

「おーう。」


暇だった私はオムライスを作ることにした




「卵、卵♪」


えーー!
なにこの冷蔵庫

私始めてみたよ

冷蔵庫の中にはビールとおつまみとちょっとしたもの



「仁!冷蔵庫なんもないじゃん!ちょっと私買い物にいってくるわ!」


私はサンダルを履こうとしたら


グイッ


仁が私の耳元で

「お前、誘ってんの?」




なぁにいってんの?
この人

どこまで変なこの考えてるんだか