あたしは勢いで電話を切ってしまった


「愛美どおーだった?」

「夏希…私だめかも。もう…むりだよ」

「どうした?俺でよかったら話聞くよ?」

夏希はいつでも優しいね

でも、もう夏希には頼れないよ

あたしは頼り過ぎた

「ごめんね。ありがとう」

そういってあたしは走った

「っはぁー、っはぁー。」

随分走ったな…

ここどこだろ。

ってか今何時?
携帯を見ると何十件の電話と何百件のメールが…

きっと夏希が愛美にいったんだろう

うざったいから電話の電源を切った