「……」

そんなに話したくない事なのか？

麻乃はずっと黙っている。

「まぁ、いい。明日はちゃんと来いよな
別れたなんて噂たったらたまったもんじゃねーから。まためんどくせー日々が始まっちまう」

「……ごめ、ん。」

「え？」

「めんどくさい事ばっかりさせて。
あたしが付き合おうなんて言わなければ
お母さんと会うこともなかったし、
嘘の事言わせることもなかったのに…
あたしの勝手で付き合わせて、記念日とか 言ってめんどくさい事させたりとか…
全部、全部あたしの勝手なの。
ホントにごめ 、んなさい」