廉先輩がいた



久しぶりに見る廉先輩に、胸がドキッとした。



「って唯じゃん。なんか…久しぶり」


「あ、お、お久しぶりです!」



もー緊張しすぎて噛んじゃったよ…。


それから少し沈黙の時間があった。




私はその状況に耐えられなくなってしまい


「えと…ぶつかっちゃってすいませんでした!
じゃあ、私はこれで…」



そう言って、立ち去ろうとした時だった。