あの人、うちの学校の人だよね…。


制服も着慣れてる感じだったし、先輩かな?


一瞬こっちを振り返った気がしたけど…



気のせいだよね




それにしても、すごくかっこよかったな…



そんなことを考えていると、私はあることに気がつく。



「私、電車降りるの忘れてた…」



すでに学校の最寄りの2つ先の駅まで来ていた。


私はすぐに電車をおりて、遅刻10分前に学校につき、自分のクラスを確認して教室に向かった。