杏里と別れてすぐの路地裏、 夕日に一瞬キラッと光るものがあった。 いつもは何も気にしていない鈴蘭の花壇の裏。のぞいてみるとー…… アンティークの鍵だ。 でも、こんな鍵は見たことがない。 なにせ、出っ張りが5個もあるんだから……。 とりあえず、持ち帰って調べることにした。