翔に告白された日から1ヶ月がたった。

少し肌寒い時期。


もー秋だなぁ。

なんて思いながら通学路を歩く。



「優菜おはよーう!」

「ぁ、美緒おはよう!」


挨拶を下駄箱で交わし教室へと向かう。

「どう?空とは。」

少し冷たかったかな?

「ん、順調。」

とだけ答え、ちがう話題へと持ち出す優菜。


…別れたら、なんて考えちゃう自分は最低だね。


ふぅ、朝から疲れた。