それにしても暑いなぁ。

まだかな?翔。



待っていると

3人の男が近づいてきた。


「可愛いね~俺らと遊びに行こうよ」


…気持ち悪い。


「いや、待ち合わせしてる人がいるので。」


「いいじゃん。行こうよ~」


…しつこいな。


すると一人に腕を掴まれる。

…いたい!!



「おい。やめろよ。」


上から低い聞いたことのある声が聞こえる。


「そ、空?!」

「なんだ、彼氏いたのかよ。」


悔しそうに去ってゆく三人組。


「お前。可愛いんだから気をつけろよ?」

…空?やめてよ。期待しちゃうよ。


「ぁ、ありがとう。//」


俯いてお礼を言う。




すると、



「美織ーー!!!」


と翔が走ってきた。


「ごめん。遅れて。あれ?誰これ。」


少し睨みながら空に視線を移す。


「これ、俺の。」

翔が私の頭に手をおいて言う。




空も翔を見て
「あ。そうですか。」


と答え行ってしまった。