ふぅ、と軽く深呼吸をする。 「じゃあ私はこれで。ベット使っていいですよ!」 にっこり笑って保健室を出ようとする。 すると ……ふわっ。 爽やかな香水が鼻につく。 そして、私はなんかに包まれてる? 「……翔?」 「美緒、美緒はいつも一人で溜め込みすぎだよ。いつでも俺を頼っていいから。」 そういうと体を離し、ニカッと笑う。 不覚にもドキッとしてしまう。 ……なんか空に雰囲気が似てる。