そんな様子を見るのが辛くて、
屋上に行き泣くのが私の日課になっていた。



…もう諦めたはずなのに。

なんでこんなに苦しいの。


涙が次々と溢れる。



その時、


…ガチャンッ



屋上のドアがいきない空いた。

…誰だろ、



見ると、なんとそこには息を切らした空がいたのだ。







「お、おい!美緒!お前…ハァハァ大丈夫か??」


息も切れ切れに空が私に問いかける。



そんなことされたら期待しちゃうじゃん。


「大丈夫だよ!」


涙を急いで拭い、笑顔で答える。




「そうか、良かった。」



そう言って帰っていった空。