「おはよ…ってどうしたの!!七瀬っ」
「………え……?」
「目が…」
目?
あぁ…
「大丈夫だよ?」
「そう?なんかあったら言ってね?」
「うん。」
会話を済ませると自分の席についた。
実はあの後、朝陽の事を考えていて寝れなかった。
しかも、泣いていたからそのせいだろう…
なんで朝陽にあたったんだろう…
考えてみるけど、やっぱり分からない。
「よぉ!朝陽っ!」
“朝陽”
その名前を聞いた時ビクリとした。
せっかく、話し掛けてくれた男子がいたのに
無視して私の方に歩いてくる朝陽。
「っ…」
嫌…
今は話したくない…
今は話せない…
「七瀬…」
ガタンっ!………
「ごめん。先生に呼ばれてるから。」
嘘をついて逃げ出そうとした。
だが
神様は意地悪だ。