「ぁさひ…///」

嫌っ…
胸が…苦しい…
胸がチクチクする…
なんで?

「好きだ。七瀬…」

「え…」

好き?
朝陽が私を?
なんで…



ザァ…―――

謎に思う私みたいに雨が降り始めた。


「朝陽…」

「ごめん…七瀬…
やっぱり俺には無理だ。」

「え……?」

無理?
なにが………?

「お前を見てると…胸が苦しくなる…
おまえが…他の奴に優しくしてるとムカつく…
気付いた時には
お前の事を…好きになってた。」
「………」

あんなに…
冷たくしてたのは…
なんでよぉ…
好きなら、なんであんな冷たい態度とったの…
聞きたいのに、声が…
思うように出てこない…


「お前を嫌いになろうと…して冷たくした。」

「え…?」

「だけど…無理なんだよ…
お前を見てると…
胸がチクチクして苦しくなる。
好きなんだよ…七瀬…」