アキラとレンは私達の視線を感じたのかこちらを見つめる。
だが、すぐにまた、視線を逸らした。
「どっちにしても、さや は関わる事ないと思うし大丈夫だろ。学園長の子息は二人ともAクラスだからな!」
笑って私を見る はるか。
「バカで悪かったですねー。」
私は思いっきり棒読みで返してやった。
「悪いなんて言ってねーだろー、さやー!事実だって!事実!!」
「あーそーですねー。」
「棒読みやめろよー。4月のテスト!もーすぐあるだろ?それで、学年の中で半分以上だったら見直してやるよ!」
私は思わず顔が引きつる。
「無理だよ無理!!学年で半分以上って…。Bクラスでもトップの方だよ…!!?」