「おっ!悪りぃ悪りぃ!」と言ってはるかが進む。私もそれに続いた。
先ほど注意した少年は「行こう…レン…。」と、後ろに立っていた背の高い少年に声をかける。
レンと呼ばれた少年は、「うん。アキラ。」と言って扉をくぐった。
「なぁ、さや。アキラにレンって、もしかして、あの…アキラとレンか??」
少し小声で話しかけた はるか は目線は先ほどの少年 二人の方を向いていた。
「あの…って…??」
「実はな、今年 この学園の学園長の子息の双子が入学したらしいんだよ…!!名前は明蓮アキラ(あけはすアキラ)と、明蓮レン(あけはすレン)。」